昔の炭焼きさんは知っていた

昔の炭焼きさんは知っていた

こんにちは。
店主の三浦です。

三浦式硬度計

炭文化は、昔のほうがずっと盛んでした。

そのため、以前は普及したいたけれど、今は手に入らない炭道具なども多々ございます。
有名なところでは、三浦式硬度計

三浦姓は凝り性なのでしょうか。

なんとも地味に感じる道具を開発していました。

現在、私の知る限り手に入れることは不可能です。

この三浦式硬度計によると、和歌山の紀州備長炭の硬度は13
鉄は12だそうです。

つまり、和歌山で生育した、ウバメガシを焼いた紀州備長炭は、鉄より硬いのです。

ものすごいですね。

紀州備長炭専用、すりこぎ

その鉄より硬い紀州備長炭を、ゴリゴリとやって粉にする、紀州備長炭専用のすりこぎがあったそうです。

もちろん三浦も目にしたことがありません。

 

私の本職は火鉢です。

いわゆる骨董商でもあります。

その骨董屋仲間でも、この備長炭背用のすりこぎを見た者はおりません。

でも間違いなく存在しまいた。

なぜなら、大昔の炭屋さんの談話にのこっているからです。

 

直接伺ったこともあります。

そうして備長炭を食べていたと。

 

それがゆえに、炭焼きという職業は、ぽっくり行ける仕事と言われていたそうです。

つまり死ぬ直前まで元気だという意味だそうな。

もちろんソレを体現した古老の話も聞きました。

 

ただなぜか、竹炭を食べていたという話は聞いたことがありませんし、文献にも残っていません。

だから、竹炭がだめというわけではありません。

ただ、ありのまま。

私の知っていることを書いてみました。

 

現在はすりこぎよりも、もっと細かくできる粉砕機。

日本に1台しかない粉砕機を使っています。

だから竹でも安心です。

 

その粉砕機と、粒度についてのお話はまたのちほど。

 

有難うございました。

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