竹炭かりんとうでも使用している食用炭です。
1000度以上で焼いた竹炭を、粉砕加工専門工場にて800メッシュのパウダー状にしたものです。
もちろん炭ですので食品添加物(食用炭)として使用できますし、当店の竹炭かりんとうの炭もこの炭を使っています。
■竹炭パウダー(竹炭粉末)は、日本食品添加物協会の既存添加物表220番に、植物炭末色素として登録されています。
こちら(PDFを直接開こうとしますので、コンピュータの動作が遅くなる場合があります。)
食用炭という名前はありませんが、最近は食べられる炭ということで食用炭という言葉をよく目にしますので、食用炭という表現も使っています。この点は大事で、度々説明していますが、炭に食べられる炭と食べられない炭があるわけではないと言うことです。
炭に炭以外の不純物が混ざっていなければ、それは食品添加物として使用出来るという意味になります。 参考: 日本食品添加物協会ホームページ
■ただ、もともと炭は炭焼きさんの間では食べられていたのも事実なのです。
炭を食べること自体は別に目新しい事ではなく、昔は普通のことでした。 現に『うちのおばあちゃんが、昔は炭を食べていて、また食べたいので送ってください。』というお問合せを既に何件かいただいております。
■旭製菓という西東京市にあるかりんとう専門会社の商品に竹炭かりんとうがあります。この竹炭かりんとうで使われている竹炭の粉末がこの竹炭パウダーになります。
■これがまたとても美味しくて、私は1年以上もこの竹炭かりんとうを食べ続けました。60袋以上は食べました。この竹炭パウダーはもちろんそのまま食べることも出来ます。無味無臭で特にこれだけを食して美味しいとは思いませんが。
■先日はお茶に溶かして飲んでみました。
量はけっこう多く、大サジスプーンに3分の1程度。
炭の粉末は、溶けるというよりも水と混ざると言った感じで、で突然お茶が真っ黒になりました。
飲むと味は無く、その代わりざらつき感もまったくありません。 恐らく800メッシュ(10ミクロン以下1ミクロン以上)という細かさを人間が感じ取ることができないからでしょう。 炭を食べるとお通じがよくなると言われていましたが、私に限って言えば本当でした。
■竹炭粉末は完全な竹炭100%です。 固定炭素は90%以上です。 本来固定炭素90%以上とは備長炭に向けられた定義で、竹炭に対しては言いませんが、何も混ざっていないという意味で使用しております。
■よく実用新案申請中などと記載したものもございますが、炭を粉末にしただけなので、申請はできても審査請求が通って特許となることはほぼ100%無いとありません。
炭自体は特許の対象ではありませんし、それを粉砕するのも特に特許に値する技術ではありません。(粉砕機技術や機械には特許がありますが)
■炭はプラントで焼いたものではなく、炭焼きさんがねらしという工程も含め、2週間かけて焼いたものです。もちろんそれゆえ固定炭素90%以上と言えます。もしも固定炭素90%以下でしたら、大変出来の悪い炭ということになり、実際炭としては流通出来ない状態ということになります。
■保管状態は湿度20%、室温20〜22℃で保管しております。湿度20%、室温20〜22℃に正確な根拠はないのですが、工業的に微粉末を使用される場合は、含有水分により、製品加工上の工程が異なってしまうので、一般に最適と言われる保存状態で保管しています。
■食品に使う場合、含有水分の影響は聞いたことがございませんが、念のため、調節保管されたものを出荷しています。
■細かさは、800メッシュと呼ばれる細かさです。粉砕専門の会社に依頼し、細かくしてもらっています。これ以上細かいものは逆に価格が高くなり、食品利用には向かないと思います。
■150メッシュ(50ミクロン程度)ですでにざらつき感が無くなってきます。
■竹炭かりんとうに使用しているものと同じ800メッシュが食品添加物の利用には価格、品質のバランスが最も良いと思います。
■炭には炭素率というものがあります。この竹炭微粉末は炭素率90%以上です。この意味するところは、炭として焼かれたものである。ということです。炭は炭素です。 だからもしも炭素率が90%以下だとすると、「しっかりと高温で長時間焼かれた炭」ではないということになります。
大型のプラントなどで瞬間的に焼いたものなども、その部類に入ります。(なお、大型プラントで焼かれた炭(焦がした木)は、消臭、除湿には完全な炭よりも能力が高いので、大型プラントで焼かれた炭が悪いわけではありません。使用用途により使い分けます。
■ウバメガシ備長炭の微粉末と、竹炭の微粉末とでは見た目はまったく同じです。ただしウバメガシ備長炭には通電性がありますので、工業用で使用した場合のみ違いがでます。
たとえば工業機械に微粉末入れて加工した場合、ウバメガシ備長炭は静電気をおこしませんが、竹炭は静電気をおこしますので、静電気で機械に微粉末が張り付いたり致します。
このように、見た目はまったく同じですが、こと通電性に関しては大変大きな違いがあります。
※補足:炭素率は原木と燃焼温度、燃焼時間により決まります。これはJAS規格にもございまして、たとえば備長炭の定義は『固定炭素90%以上、鍛練度1』です。これは1000度以上の温度で数日間かけて焼くことを意味します。そしこの炭素率90%以上という言い方は正確には竹炭には使いません。 これは瞬間的に焼いてしまうセラミック炭などと同じで鍛練度が低くなり、備長炭とはよばなくなります。そして同時に炭素率も変わってきます。
■最近ではこの竹炭パウダー以外のウバメガシ備長炭の微粉末が持つ帯電作用や吸着作用などが、食品以外の用途への使用も行われており、コスト・加工性に優れた物質として食品業界以外の方からも人気者です。 ただ食品には竹炭パウダーの方が柔らかいので馴染みが良いかもしれません。
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